一般内科とは

一般内科では、風邪やインフルエンザ、腹痛、胸痛、頭痛、アレルギー疾患、生活習慣病など様々な病気に幅広く対応いたします。例えば腹部の痛みや下痢、便秘などの症状がある場合、消化器内科などで詳細な検査や治療が必要になることもあります。しかし、激しい痛みなどが起こっていないときは、まず一般内科をご受診ください。消化器の病気の可能性を見極めることはもちろんですが、そのほかの病気の可能性も視野に入れ、診断につなげていきます。そのうえで、専門医による治療が必要と判断したときは、それぞれの専門診療科をご紹介させていただきます。
内科の主な対象疾患
急性疾患 | 風邪・インフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、胃腸炎(腹痛、下痢、吐き気)、尿道・膀胱炎、熱中症 など |
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慢性疾患 | 生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、痛風(高尿酸血症)、メタボリック症候群など)、アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息)、貧血、頭痛、便秘症 など |
風邪・インフルエンザ
風邪は、鼻や喉に炎症を起こすウイルス性の感染症です。主な症状として、咳、鼻水、のどの痛み、発熱などがみられます。ほとんどのケースでは抗生物質は不要で、解熱剤や咳止めなどで症状を和らげます。なお、高齢者や呼吸器系の持病がある方は、肺炎などへ進行することがあるため、早めの受診が大切です。
インフルエンザは、高熱や筋肉痛などの全身症状が突然現れる感染力の強い病気です。風邪よりも症状が重く、合併症として肺炎や脳炎を引き起こす場合もあります。治療は、内服や吸入のほか、必要に応じて点滴を行うこともあります。発熱後48時間以内の受診が望ましいですが、発熱直後の検査の場合、陽性であるのに陰性と判断されることもあります。その場合は、翌日再度ご来院いただき、再検査していただくことがございます。復帰は発症後5日以上、解熱後2日経過が目安です。
なお、当院では感染防止のため、発熱外来を設けています。事前にご連絡のうえ、お越しくださいますようお願いいたします。
このような症状はご相談ください
急性症状
- 高熱が出た
- 熱が下がらない
- 鼻水が出てくる
- のどの痛みがある
- 胸やけがする
- 胸が痛い
- 急に頭が痛くなった
- お腹が痛い
- 下痢になった
慢性症状
- 微熱が続いている
- 咳が繰り返される
- くしゃみ・鼻水・鼻づまりが慢性化している
- 食欲がない
- 食べているのに体重が減っていく
- 頭が慢性的に痛い
- 立ちくらみ
- 少し身体を動かしただけでも呼吸が乱れる
- 肌がむくんでいる
- 身体がだるい
など
胸部レントゲンAI診断システムを導入しています
当院では、胸部レントゲン検査にAI診断支援システム「CXR-AID(富士フイルム社)」を導入しています。
肺炎や肺がん、結核、気胸などの胸部疾患は、進行すると重症化しやすいため、早期発見が非常に重要です。
しかし、胸部レントゲン画像は骨や血管が重なって映るため、異常の見落としにつながることがあります。
そこでAIを活用し、結節や腫瘤影、浸潤影、気胸など疑わしい部位を自動的に検出・表示することで、医師の診断をサポートします。
異常が認められた場合には、必要に応じてCTなどの精密検査を行い、より確実な診断へとつなげています。